祭概要
ネブタ流しは、明治9年(1877)日本政府のお雇い外国人で地質学者のエドムント・ナウマン博士の目撃記録が、今のところ最も古いものです。これは、日本海側南限のネブタ流しで、古い形態を今に伝える行事として平成11年国重要無形民俗文化財に指定されています。
7月31日の夕刻、海中で燃え上がる大たいまつ11基から若者に火の粉が降りかかると、怒号と悲鳴が飛び交います。高さ6mの大松明には色とりどりの短冊、茄子や胡瓜に目鼻を刻んだ人形(ひとがた)、息を吹きかけた紙の形代(かたしろ)が賑やかに飾り付けられ、眠気をはじめとした穢れや疫病送り、虫送り、豊作祈願、迎え盆の要素を見ることができます。燃え尽きると行事は終了となります。当地では夏越祓いの影響を受け、火と水による禊払いが強調されています。この日髪を洗うと風邪を引かないとの伝承もあります。
かつては藁を家々から少しずつ集めたものを使用し、「ネブタナガサレ、アサオキャレ」と唱え言を唱和しながら家々を回ったそうです。行事の主体は男性から、今では親子参加、学校や公民館単位での参加も増えつつあります。
祭基本情報
祭ID | F1204 |
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祭名称 | 滑川のネブタ流し (なめりかわのねぶたながし) |
祭タイプ | 雨乞い、虫送り、夏の祓、その他夏の行事 |
一般募集 | 不明 |
ホームページ | http://www.city.namerikawa.toyama.jp/museum/ |
開催場所 | 富山県滑川市 |
開催時期 | 7月 (毎年7月31日) |
祭り情報掲載日/ 最終更新日 |
2017年03月03日/ 2017年03月03日 |
問い合わせ先 |
滑川市立博物館 担当: () TEL:076-474-9200 メールアドレス : hakubutsukan@city.namerikawa.toyama.jp |
祭情報掲載者
地域伝統芸能活用センター まつりーと事務局2
メールアドレス:support@matsuri-info.com