祭概要

「ひったか」は、提灯で絵模様を描く祭りです。川をはさんで東にある行者山（源氏方）と西にある妙見山（平家方）の中腹に、それぞれ約10メートル四方の木枠を組み、約300～400個の提灯を吊して絵模様を浮かび上がらせ、双方で絵柄を競い合います。どんな絵柄が登場するかは当日まで秘密にされます。
「おしぐらんご」は、海で2艘の和船が競漕する行事です。源氏方（白）と平家方（赤）に分かれて、それぞれの和船に6人ずつ乗り、先を競い合います。金浦はかつて漁業が盛んで、勝てば1年間豊漁といわれていました。
どちらも源平合戦に由来する行事と伝えられ、笠岡市の重要無形民俗文化財に指定されています。
もとは旧暦5月5日、端午の節句の行事でしたが、現在ではそれに近い土曜日の夜にひったか、翌日曜日の昼の満潮時におしぐらんごを挙行します。

祭基本情報