祭概要

松前神楽の起源は350年程前とされています。この神楽は古式釜立に習い、惣神拝に続き、神楽初以下十二事鎮釜湯立の儀式と二十一事の舞楽を合せて三十三の神事によって構成され、優雅さと勇壮さを持ち合わせています。
松前神楽は、明治廃藩置県まで、松前藩庇護の下で伝承されてきましたが、鰊漁の北上とともに道南地方から後志方面にも伝えられています。
舞楽は、楽人と舞手からなり、能楽系・舞楽系、番楽系及び伎楽系統が混在して構成されている事も松前神楽の特徴であり、折目正しい格調高い芸能です。祭礼時に各神社で奉奏されるほか、正月、春秋祭や新築祝いなどで行われています。

祭基本情報