祭概要

知立まつり（知立神社の祭礼）は、1653年（承応２）から続いていると言われております。毎年５月２日・３日に行われ、２年に一度の本祭（ほんまつり）には、豪壮な５輌（高さ約７ｍ，重さ約５トン）の山車が町内を巡行し、神社に奉納されます。この山車の上で三人遣いの文楽やからくり人形芝居が上演されます。山車の上で文楽を上演するのは非常に珍しく、約270年の歴史があります。現在では、４輌の山車で「傾城阿波の鳴戸（けいせいあわのなると）」や「壷坂観音霊験記（つぼさかかんのんれいげんき）」などが上演されています。また、山車からくりは浄瑠璃に合わせてからくり人形が芝居を演じるもので、全国的にも類例が少なく貴重です。平成19年には「平治合戦」を94年ぶりに復活上演しました。

一方、若い後継者を育てるために、知立市立竜北中学校に山車文楽部があり、保存会が指導を行うなど、山車文楽や山車からくりを保存継承するとともに後継者の育成にも取り組んでいます。

祭基本情報