祭概要
根崎神社は旧熊石町所蔵の社寺明細帳によると慶長十一年(1606)の創立と記録されています。祭神は天照大神で、円空作の聖観音立像も御神像として奉られています。神社には鳥居が二居あり文化13年(1816)と文久元年(1861)の建立が棟札に記録されています。文化13年は松前藩が一時奥州柳川へ移され、熊石は幕府直轄の天領となった時代であります。また、古くからニシン漁が盛んな地であり、文化年間の初期は大漁の続いた時期でした。二居目の鳥居が建立された文久年間(1860~)から慶応年間(1865~1868)も大漁が続き、この頃熊石を訪れた松浦武四郎は前浜のニシンの群来と浜一面に居並ぶニシン船を見て「宇宙の壮観なり」と記録に残しています。
毎年八月十三日から十五日までの祭礼は、御神輿の前を行く猿田彦と御神輿の後に続く山車八台が行列をなし、北海道でも有数なにぎやかな祭りとなります。
熊石の山車は大型で地域ごとに構造も人形、笛や太鼓もそれぞれ違っています。山車は神武・素戔嗚尊(スサノオノミコト)・蛭子・大黒・稲荷山・雷山と、古事記に書かれている神話の世界がそのまま出現するような風景でもあり、源氏山(武田信玄)・宝船山も続きます。行列は町内それぞれの家一軒づつ山車を正面に向け豊漁や安全を祈願します。この時に打つ太鼓が「建てヤマ」です。また、夜になって所々で踊りが始まると打たれる太鼓が「踊りヤマ」で、宮から各地区に帰るときに打つ太鼓が「帰りヤマ」です。八月十五日の宮入の時には祭りの終わりを惜しんで猿田彦の逡巡、獅子舞、踊りなどの奉納の後、神輿の荒ぶる練りを経て階段を一気に駆け上がる様は大いに迫力があります。宮入の後の本殿での最後の行事は刀を振るっての「〆切り舞」です。宵宮の「浦安の舞」ともに知る人ぞ知る行事です。
祭基本情報
祭ID | F1096 |
---|---|
祭名称 | 根崎神社例大祭 (ねさきじんじゃれいたいさい) |
祭タイプ | 登拝・神輿・山車など祭礼行事、法会 |
一般募集 | 不明 |
ホームページ | |
開催場所 | 北海道二海郡八雲町熊石関内町~鮎川町 |
開催時期 | 8月 (8月13日から15日) |
祭り情報掲載日/ 最終更新日 |
2015年04月07日/ 2016年07月26日 |
問い合わせ先 |
熊石観光協会 八雲町役場熊石総合支所地域振興課 担当:田中智貴 (たなかともき) TEL:01398-2-3111 (内線:205) メールアドレス : t-tanaka@town.yakumo.lg.jp |
祭情報掲載者
熊石観光協会
八雲町役場熊石総合支所地域振興課
TEL:01398-2-3111 (内線 :205 )
メールアドレス:t-tanaka@town.yakumo.lg.jp