祭概要

昔より角兵衛獅子の一党が技芸上達・道中安全を祈願し，守護尊とした角兵衛地蔵尊があります。全国巡業中の角兵衛獅子の一党全てが帰り，競演奉納して尊霊を慰めるようになりました。現在では白山神社境内で演技奉納されています。

角兵衛獅子の由来は，二つの言い伝えが残っており、一つは，二人の息子が父角兵衛の仇を討つため，諸国を巡り歩いたというもの。もう一つは，水害による凶作続きで，農民角兵衛が獅子舞を創案し，生活救済のため，諸国を巡業させたとも伝えられています。江戸時代には，春の風物詩として隆盛を極めましたが，明治時代に入ると，時代の流れとともに徐々に衰退していきました。

昭和１１年，角兵衛獅子保存会の結成で復活を遂げ，昭和４７年には天皇・皇后両陛下の御前でも演技を行い，立派な伝統芸能として認知されるようになり、平成２５年４月１５日新潟市無形民俗文化財に指定されました。

祭基本情報