祭概要

綾南の親子獅子舞は、昭和の初め頃から行われるようになったと伝えられ、現在、中筋組と矢坪組の両組により継承されています。親子の獅子舞は全国的に珍しく、香川県下でも唯一であることから、昭和５２年に香川県の無形民俗文化財に指定されました。毎年１０月に神社の秋祭りで奉納されており、平成２６年は、矢坪組が１０月４日・５日に春日神社において、中筋組が１０月１８日・１９日に畑田八幡宮において、それぞれ奉納する予定です。親獅子と子獅子は各２名により演じられ、子獅子は小学生が演じます。鉦、太鼓、笛などの楽器の演奏も伴います。演技では、親子の獅子が楽しく遊ぶ様子、親獅子が子獅子に乳を飲ませる様子、親獅子が子獅子を谷に落として鍛える様子、気絶した子獅子を親獅子が助け上げ介抱する様子、親獅子が子獅子の成長を喜ぶ様子などが演じられ、親獅子と子獅子のお互いの愛情を豊かに表現しており、観客に深い感動を与える獅子舞です。

祭基本情報