祭概要

チャッキラコは、毎年１月１５日の小正月に三崎の花暮・仲崎地区でおこなわれている女性だけの行事です。宝暦６（１７５６）年に出版した『三崎志』に「初瀬踊一名日ヤリ十五日女児集リ踊ル」とあります。２５８年前にはこの踊りがあったことが分かります。

踊り手と音頭取りに別れ、踊り手は４・５歳から１２歳までの可愛らしい少女達が晴れ着姿で、手に舞扇やチャッキラコ（綾竹）と称する小道具を持ち、音頭取りの唄に併せて踊ります。最初に「初いせ」次に「チャッキラコ」「二本踊り」「よささ節」「鎌倉節」最後に「お伊勢参り」の順で踊ります。

午前１０時に踊り手、音頭取りが花暮の本宮に揃い、踊りを奉納します。その後、三崎の鎮守である海南神社へ奉納します。午後からは、仲崎の竜神様と花暮の竜宮様に奉納した後、三崎下町の旅館や料理屋、魚問屋などを訪れ、商売繁盛、家内安全などの願いを込めて踊ります。

祭基本情報